「だるい」「疲れやすい」「体重が増えた」…それ、甲状腺機能低下症かもしれません
こんにちは、総合診療クリニック大網です。
今日は、意外と気づかれにくい「甲状腺機能低下症」についてお話しします。
● 甲状腺ってなにをしているの?
甲状腺は首の前側にある小さな臓器で、全身の代謝を調節するホルモンを分泌しています。
このホルモンが不足すると、体全体のエネルギー消費が落ちてしまい、さまざまな不調が起こります。
● よくある症状
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なんとなくだるい、疲れやすい
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寒がりになる
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体重が増える(食べてないのに)
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むくみやすい
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肌が乾燥する
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声がかすれる
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便秘が続く
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月経不順
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抜け毛が増える
これらの症状は「年齢のせい」や「ストレスかな」と見逃されがちです。
● 原因と検査
甲状腺機能低下症の最も多い原因は、「橋本病」と呼ばれる自己免疫性の病気です。
血液検査でホルモン値や抗体を調べることで診断できます。
● 治療について
不足している甲状腺ホルモンを、薬で補う治療が基本です。
一度薬を始めると長期の内服になることが多いですが、副作用はほとんどなく、症状も改善することが期待できます。
● 気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください
「年齢のせいかな」「更年期かも」と思っていた症状が、実は甲状腺機能低下症だったという方も少なくありません。
気になる症状がある方は、ぜひご相談ください。