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認知症予防に役立つ「14の生活習慣改善策」とは?

[2025.07.08]

認知症は年齢とともに避けられないもの——そう思われがちですが、近年の研究では「生活習慣の改善」によって発症リスクを大きく減らせることがわかってきました。

世界的な医学雑誌『The Lancet(ランセット)』は、2024年の報告で「変えられるリスク要因」を14項目提示し、それらを改善することで最大45%もの認知症を予防・遅らせる可能性があると示しました。

14の修正可能なリスク要因(=予防のヒント)

  1. 教育機会の欠如(若年期)

  2. 聴力の低下(中年期)

  3. 高血圧(中年期)

  4. 喫煙(生涯)

  5. 肥満(中年以降)

  6. うつ症状(中年)

  7. 運動不足(生涯)

  8. 糖尿病(中年以降)

  9. 過度の飲酒(生涯)

  10. 頭部外傷(生涯)

  11. 大気汚染(生涯)

  12. 社会的孤立・孤独(老年期)

  13. 治療されていない視力低下(老年期)★

  14. 高LDLコレステロール(中年期)★

★の2つは今回新たに追加されたリスク要因で、それぞれ認知症リスクを**約7%・2%**下げる可能性があるとされています。

大切なのは「今できることから少しずつ」

認知症のリスクをすべてゼロにすることはできませんが、「予防できる部分がこれだけある」と知ることは希望につながります。

たとえば──

  • 血圧やコレステロールを早めにチェックする

  • 補聴器や眼鏡で感覚機能を整える

  • 日々の散歩や体操で血流をよくする

  • 誰かとおしゃべりする時間を大切にする

いずれも、特別なことではありません。毎日の暮らしの中に、認知症予防のカギがたくさん隠れています。

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