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インフルエンザワクチン接種について ― 科学的根拠に基づくご案内

[2025.09.19]

インフルエンザワクチンの効果と大切さについて、科学的な根拠をふまえてわかりやすくご説明します。

インフルエンザの負担とリスク

インフルエンザは毎年、日本で1,000万人以上がかかるといわれています。
世界全体では数億人が感染し、数十万人が亡くなると報告されています(WHO)。

特に高齢の方や持病のある方は、肺炎・心不全・脳卒中など重い合併症を起こすことがあり注意が必要です。
また、厚生労働省の調査によると、冬になると例年より亡くなる方が増える傾向があり、その背景にインフルエンザが関係していると考えられています。

ワクチンの効果

  • 発症を防ぐ効果
    成人では、かかる人を40〜60%減らす効果があると報告されています。完全に防ぐことはできませんが、リスクを大きく減らせます。

  • 重症化を防ぐ効果
    高齢者施設での研究では、入院を30〜40%、死亡を50〜70%減らすことが示されています。

  • 子どもへの効果
    13歳未満は2回接種が推奨されています。かかりにくくなるだけでなく、家族内での感染を防ぐ効果も期待できます。

接種のタイミング

ワクチンを打ってから2週間ほどで効果が出始め、約5か月間持続します。
日本では毎年12月〜3月に流行のピークがくるため、10〜12月上旬までの接種が最も効果的です。

安全性について

インフルエンザワクチンは不活化ワクチンといって、体内でウイルスが増えることはありません。
副反応として注射した部分の赤みや腫れ、軽い発熱が見られることがありますが、多くは数日で良くなります。重い副反応は非常にまれです。

まとめ

インフルエンザワクチンは「完全にかからなくなる薬」ではありませんが、
「重症化を防ぎ、命を守るワクチン」として大きな意味があります。

流行が始まる前に、接種をご検討ください。

 

10/2/2025(木)更新

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